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第二章 「プレイヤー」 (リンク小説)

序章

序章2

序章3

序章4 

序章5

 

ねぇ、クロウ 今度一緒にランチに行こうよ いい店教えてもらったんだぁ

 

お、いいね 来週の頭なら非番だから、その時にでもどうかな

 

そこなら私も丁度非番だから、二人っきりでゆっくり堪能できるね

 

楽しみだなぁ、久々に二人っきりでデートだなんて

 

ふふっ、ホントよね お互い最近忙しかったもんね

 

また休みが一致する日がいつ来るかわからないし、有意義な一日にしよう

 

うん、それじゃっ正午にニューデイズの昇空殿前で待ち合わせね

 

 

だが、それがクロウとの最後のコンタクトとなるのであった…

Org  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~惑星モトゥブ クバラ・シティ~

「…昔と変わらないな…ここも…私も…」

オルガは今日もイースレイ捜索を行っていた、トシの依頼ではなく、個人的に

かつて、ジャック・ザ・リッパーとして名をはせる事となった街

人生の転機を掴むこととなった街

そして、二度と来ることは無いだろうと思っていた街クバラ・シティ

グラール太陽系に広まっている違法改造品の七割がここ、クバラ・シティのブラックマーケットで製造、及び取引が行われている

噂ではガーディアンズの者もここで秘密裏に取引を行っているらしい

だが、今日はその取締りを行うつもりで来たわけではなかった

消えたガーディアンズ、そして再び現れたガーディアンズ、イースレイを探しに

彼女は、彼こそが今回の事件の鍵を握っていると信じて止まない

確証は無いが、ただ、なんとなくそんな気がしたのだった

だが、捜索を開始しようとしたその直後、一本の通信が入った

通信相手は一度グラールを救った英雄の一人として有名なレオからだった

『オルガ、今どこにいる!?』

普段はどっしりと構え、大人の手本ともいえるレオが珍しく慌てている様子だった

「ちょっと野暮用でモトゥブに来ているよ。でも、どうしたんだい?そんなに慌ててさ」

何事もないかのように振舞っているが、内心ではまた厄介事かと心の中でため息を漏らした

ただでさえ、イルミナスやイースレイの件で慌しい日々を送っているのだから

『人手が足りないって時に何ほっつき歩いてるんだ!

至急ガーディアンズ本部まで戻ってきてくれ!』

モトゥブに来ている理由を話してないとはいえ、流石に今の一言には彼女の気に触れてしまった

「別に遊んでるわけじゃねぇよ!…ったく…で、私に何か用があって通信してるんだろ?

さっさと用件を話しなよ」

すぐに頭に来てしまう彼女への対応は他の誰よりもレオは詳しかった

彼は、彼女がまだ幼い頃からの知り合いだからだ

『あぁ、すまん、つい取り乱してしまった』

すぐさま素直に謝る、これが怒ってしまった彼女への最善の方法だった

「わかればよろしい、で?」

未だムスっとした表情であったが、内心では許しているという事も彼は知っていた

そして、肝心な本題へと話題は移り

『ついこないだのガーディアンズ一斉失踪の件については知っていると、思うが…

それが、今日になって消えた連中が次々と再び姿を現すようになったんだ』

先日に続き、驚愕の事実が

現れたのはイースレイ一人だけでは無くなってしまった

これでは鍵を握るのはイースレイでは無いのかと思っている最中、彼はこうも続けた

『だが、現れた連中、情報によるとほぼ全員錯乱状態にあるらしい

詳しい情報はまだ入ってはいないが、薬物投与や催眠による錯乱状態など、様々な説が挙がってきている』

イースレイとは違う?

やはり鍵を握っているのはイースレイなのだろうか…

だが、ほぼ全員というだけあって、イースレイだけが鍵を握っているとは確信できなかった

「錯乱状態…詳しい症状は?」

『情報が正しいかどうかはわからないが、うわ言のように、ゲームの世界がどうとか…訳の分からない事を言っているらしい』

ゲームの世界?

何かのゲームの影響なのだろうか…

だが、ガーディアンズの間でそこまで大規模に流行っている物など思い浮かばなかった

しかし、これだけの為に通信をしてきたとは思えない

「それと私がどう関係しているんだい?」

そして、思い出したかのようにレオは続けた

『あぁ、そうだった 実はつい先ほど一人の失踪ガーディアンズの保護に成功したんだ

そこで、お前に尋問を依頼しようと思ってな』

尋問?とても彼女へ依頼する内容ではなかった

口で行う仕事よりも、体を動かす仕事の方が得意だからだ

「レオぉ、それわかってて私に依頼すんのかい?

私はそういうの得意じゃないんだよ…」

お断りと言わんばかりにため息雑じりに反論した

だが、彼にはどうしても彼女に依頼したい理由があった

『人手が足りないもの理由の一つなんだが、お前にしか頼めない訳もあるんだ』

私にしか頼めない理由?

だがすぐに察しはついた

「私の…知り合い…か?」

『そういう事だ、この写真を見てくれ、よぉく知った顔のはずだ』

端末に一枚の写真が映し出された

レオの言うとおり、よく知った顔だった

そこまで長いわけではないが、任務でよく付き合う事のある人物

「なるほど…こいつが…」

 

 

~続く~

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