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特殊な試み

え~っと皆さんこんばんわっ

ちょっと今日は特殊な試みをしたいと思います

それはイーさんが書いている小説の続きをアナザーストーリーとして書いてみることです

詳細はイーさんのブログにて

では早速いってみましょ~~!!

 

【モトゥブ 荒野地】

暫しの間、静寂が辺りを包んだ

ギン「女だと思って甘くみていたが、アンタ…結構やるな」

止血したとはいえ、ソウルイーターによる一撃は重く、深い傷を負い、精気を食われているため苦しそうな表情は隠せなかった

 

オルガ

「女だと思って甘く見ないで欲しいわね…

そこに転がっている連中もそうやって私を甘く見た結果、この子のご馳走になったってわけ…そして次は貴方の番よ…ギン」          

そう言うと再び鎌に頬で撫で回した、そう…我が子を愛するように

ギン

「生憎様、俺はそんな物の食事のために来たんじゃないのでね」

苦痛を振り払うように2本の刀を握る手に力を込め、再び身構えた

 

オルガ

「あ~ら、強がっちゃって、可愛いわねぇ

でもね…あんまりしつこいのは嫌いなの…

そろそろ飽きてきたわね…

いい加減死んでもらうよ!

その言葉と同時に彼女は一気にギンへと急接近し、ソウルイーターを振りかざした

先ほどまでの攻撃の仕方とは違い、力任せに振り回し、無数の斬撃を繰り出した

ギン

「くぅ…防ぐのが精一杯だ…」

手負いの体では斬撃を間一髪のところで防ぐのが限界だった

オルガ

「あっはっはっは!どうした!ほ~らどうした!いつまで持つかしらねぇ!」

いつしか鎌を振り回す彼女の表情は冷たいものではなくなっていた

鎌の虜となり、狂気の表情と化していたのだった

ギン

「このままじゃやられる…こうなったら一か八か…」

そう言うとギンは何かチャンスをうかがう素振りを見せた

オルガ

「もうそろそろ体力の限界かしら…これで終わりにしてやるよ!」

斬撃の手を一瞬止め、僅かに後退し、身構えた後地面を蹴り上げ、高く跳躍した彼女はギンの頭目掛けて鎌を一直線に振り下ろした

ギン

「ここだ!」

頃合を見つけたギンは2本の刀をクロスさせ、彼女の渾身の一撃を受け止め、そのまま鎌の刃を地面へと深く突き刺した

オルガ

「あぁ…この子になんてことを…んもう!抜けないじゃない!」

渾身の一撃を受け止められた事に驚くことはなく、その鎌が地面に突き立てられた事に焦っていた

ギン

「よし、今の内に…こいつの力を解放させる!」

オルガが刃を抜く事に苦戦している間にギンは精神を集中させていた

ギン

「はぁぁぁぁぁぁ…

分かたれし、2本の刃よ!罪深き者を断ち切るため、今ここに真の姿を見せよ!」

精神集中が頂点に達したと同時に2本の刀は眩い光を放ちながら1つの大きな刀へと形を変えていった

オルガ

「…!なんなの!…あの光は…!」

鎌を抜き取るとこに気をとられ、彼が力を解放している事に気づかなかった彼女は眩い光を目にし、ようやく気づいた

それと同時に刃が抜けたが既に力の解放は終わっていた

ギン

「待たせたな…これがこの刀の本当の姿…これがツミキリだ!」

先ほどの小ぶりな刀とは打って変わって彼の身の丈を遥かに凌駕する長さと化し、数々の罪を切り伏せた封印されし野太刀「ツミキリ」へと変貌した

オルガ

「…貴方ってつくづく面白いわね…さっきの飽きた発言は撤回…もう少し楽しませてもらうわ…」

そのあまりにも長い刀を見たにも関わらず彼女は何故か落ち着いていた

ギン

「これでアンタも終わりだな…」

オルガ

「あら、何か勘違いしてない?この子もまだ本当の姿を見せていないのよ?」

ギン

「何だと!?」

オルガ

「面白い物を見せてくれたお礼にこの子の本当の姿…見せてあげる!」

そういうと彼女は事もあろうか自身の首筋に刃をさっと通らせた

だが、首から流れる血は胸元へと滴ることはなく、ソウルイーターへの刃へ吸い込まれるように流れていった

ギン

「な、なんだ!?何が起こるっていうんだよ!?」

自身を傷つける事にも驚いた彼だが、鎌が主の血をすする事に更に驚いた

そして鎌は血をすするごとに黒い霧のようなオーラを纏い始めた

オルガ

「さぁ…もっと吸っていいのよ…そして私に見せて頂戴…本当の貴方の姿を」

血をすすり終えた頃、黒いオーラは刃を見えなくするほど纏っていた

オルガ

「これがこの子の本当の姿…名前は…ソウルバニッシュよ」

元々禍々しい姿をしていた鎌は黒いオーラを纏い、更に禍々しい物へと姿を変えた

ギン

「まさかそいつも姿を変える武器とはな…ちょっと予想外だったよ」

オルガ

「貴方また甘く見たわね…しかも今度はこの子を…この子相当ご立腹よ

それにこの子とても寝起き悪くてね…今の私じゃ制御できないくらい不機嫌なの」

再び静寂が辺りを包んだ

先に仕掛けたのはオルガの方だった

先ほど仕掛けたように、高く跳躍し、ギンの頭目掛けて鎌を振り下ろした

ギン

「そんな大振りな攻撃は見切ってるんだよ!」

先ほど受け流した時にかわせると見切ったギンは彼女同様、高く跳躍することで回避した

しかし…

オルガ

「ふっ…甘く見るなって何度も言ったでしょう…そこだ!」

不適な笑みを浮かべた後、振り下ろした鎌を切り返すように上空のギンへと振り上げた

その振り上げた鎌からは纏っていたオーラの一部が彼に目掛けて飛んでいった

ギン

「…!おわっ!」

放たれた重力球は空中のギンへと一直線に向かったが、彼は間一髪のところで体を捻り、追撃をかわした

オルガ

「ちぃ!外したか!」

完全に意表を付いた一撃がかわされるとは思っていなかったらしく、さすがにイラっときていた

ギン

「ふぅ…今のは危なかった…今度は俺からいかせてもらうぜ!」

ギンはその長い刀をゆっくりと構え、全身を使って一気になぎ払った

そして、そのなぎ払いと同時に荒野一帯に大きな衝撃波を放った

オルガ

「…!く、くぅぅ!受け…止められない!う、うあぁぁぁぁぁぁぁ!」

鎌を両手にがっしり持ち、衝撃波を受け止めようとするが、その威力は凄まじく、彼女の体はゆうに2メートルは吹き飛ばされた

ギン

「ふっ…どうだ、こいつの力は…(でも、一度使うと暫く使えないのが欠点なんだよな)」

衝撃波によって吹き飛ばされた彼女は背後にあった岩に背中をを強打し相当のダメージを受けたようで、少しふらつきながら鎌を杖にするようにして起き上がった

オルガ

「はぁ…はぁ………ふ、ふざけやがって…なんだ今のは…」

ギン

「こいつは今まで多くの罪人の罪そのものを切り伏せてきた…相手の罪の重さに比例してこの光の壁の威力は増すのさ」

オルガ

「はっ!!お前に私の何がわかる!…知ったような口を聞くんじゃねぇ!…まぁいいわ…お互いのダメージは大きいようね…次の一撃で終わらせてあげる…」

ギン

「…そうだな…そろそろ決着をつけようぜ…」

2人はふらつきながらも一度間合いを空け、決着をつけるため、身構えた

一瞬彼らを取り巻く世界そのものが止まったように思えた

ギン&オルガ

うぉぉぉぉぉぉぉ!!!

そして、ほぼ同時に2人は急接近し、最後の力を振り絞って刃を交えた

ガキィィィっと金属が擦れる音がしたその直後、1本の刃が宙を舞った

決着が付いた瞬間だった

オルガ

「…そんな…ソウル…バニッシュ…が…私の…腕が…!」

彼女の右腕はツミキリによって二分され、宙を舞った鎌を未だにしっかり握っていた

鎌ごと切り落とされ、その体から離れたにも関わらず…

ギン

「アンタの罪は重すぎた…罪だけでなくアンタの体そのものまでもこいつは切り伏せなければならないと判断したようだよ」

そう言い放つ彼の表情はどこか悲しげだった

オルガ

「…そんな…そんな…私のソウルバニッシュが…なんてことなの……!がっ!」

酷く落ち込んでいた彼女が天を仰いだと同時に鎌の半分が彼女目掛けて舞い降りてきた

…彼女の心臓めがけて

オルガ

「そ、そうだった…のね…貴方…私の…魂…も欲し…かった…の…ね…いい…のよ…いっぱい…お食べ…心…ゆくまで…ね」

意識が薄れ行く中、彼女は刃を抜くどころか、更に自身の心臓の奥深くまで突き刺した

そして、その姿勢のまま彼女は動くことはなかった…

その表情は先ほどのような狂気の表情ではなく、優しく微笑んでいた…

ギン

「どうせ出会うならもっと違う形、違う場所で会いたかったよ…戦場ではなく…平和な場所で…」 

 

Fin

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